整形外科
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TPLO実施症例集
前十字靭帯断裂、損傷に対するTPLOの解説動画になります↓ 犬の前十字靭帯断裂TPLO動画 当院でTPLOを実施した症例の一部を掲載致します。 「2.0mmTPLO システムで実施した症例の一部」 3kg-7kg程度の小…
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病的骨折の外科整復
獣医医療では病的骨折と診断されると、断脚術が選択されてケースが多いと報告されております。 当院では適切な診断と整形学的治療により、断脚を回避し患肢を温存していきたいと思っております。 「多発性骨髄腫により病的骨折と診断さ…
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TPLO(Tibial Plateau Leveling Osteotomy)
前十字靱帯断裂 Cranial Cruciate Ligament Ruputureは大型犬、小型犬の跛行(歩様の異常)の一般的な原因の一つとして考えられています。 ①犬の前十字靱帯断裂の模式図→②前十字靭帯断裂の典型的…
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上腕尺骨関節脱臼を伴ったMonteggia骨折の猫
モンテジア骨折とは、尺骨骨幹部骨折と橈骨頭の前方脱臼(解剖学的に正しくは腕橈関節の前方脱臼)を合併したものを言います。手をついて転倒し、前腕の回内力が強く働いたときに、この骨折が生じやすいとされています。 高所からの落下…
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猫の先天性内反足(congenital clubfoot)(第98回獣医麻酔外科学会アワード受賞)
4ヶ月例の猫の内反足CT画像 猫の先天性内反足は非常に珍しい症例です。後肢の内反変形が認められ、足首が曲がりません。 「猫の先天性内反足の治療前後のX線画像」 本症例の治療法は 第98回 日本獣医麻酔外科学会「先天性内反…
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猫の関節炎の治療について(ソレンシア)
上記の動画の猫の肘関節のX線像です。顕著なOAが認められます。
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整形外科診療
犬、猫の整形外科疾患、歩行異常(跛行)でお悩みの症例はお気軽にご相談ください。 現在の獣医医療では発展段階である、犬猫の「先天性の整形外科疾患」(膝蓋骨脱臼、内反足、反張膝)について積極的に治療、症例研究を行い学会発表を…
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リブレラについて
リブレラの使用前後(比較) 飼い主さん提供の使用感です。 初回投与7日目から有意に鎮痛効果を発現(プラセボ群との有意差あり) NSAIDsとは作用機序が異なり、肝臓・腎臓・胃腸への影響が最小限 1回の注射で1ヵ月間、疼痛…
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フェレットの骨折治療(LCP1.5mm)
フェレットを診察する獣医は限られており、その中で整形外科手術をAOの教育プログラムに則って実施している獣医師はより少数と考えられます。またフェレットは骨格と飼育方法から骨折症例は少なく、骨幅も1.5mmのプレートシステム…
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犬の膝蓋骨内方脱臼グレード4(Medial patellar luxation Grade4)について
開業以来、膝蓋骨脱臼の症例を多く手術させていただきました。 大学病院整形外科でも多くの膝蓋骨脱臼の症例を経験させていただきました。 近年では前十字靭帯断裂に対する矯正骨切術(TPLO)も多く経験させていただき、膝関節に対…
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大腿骨頭虚血性壊死症(大腿骨頭切除術について)
大腿骨頭虚血性壊死の原因は解明されていませんが、なんらかの原因によって大腿骨頭骨端への血液供給が断裂されることによって引き起こされる虚血性壊死病変です。 若齢、特に4-11ヶ月齢、の小型犬によく見られる病態です。多くの症…
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犬の膝蓋骨内方脱臼(Medial patellar luxation)
膝蓋骨内方脱臼(MPL:Medial patellar luxation)は犬の整形学的問題として広く認識されてきました。多くの報告で病因や臨床兆候、手術方法、その長期的、短期的な治療結果が議論されてきました。一般的に推…
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猫の前十字靭帯断裂
国内で犬の前十字靭帯の断裂の診断、治療が一般的になりつつある昨今、 実は以前から認められていた症例(見逃されがちな症例) 猫の前十字靭帯断裂、前十字疾患の診断も犬と同様に確立しつつあります。 「当院受診の猫の前十字靭帯断…
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股関節形成不全
「7ヶ月齢 シェパード 股関節形成不全のX線画像」
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猫の膝蓋骨脱臼(cat patellar luxation)
猫の膝蓋骨脱臼は比較的稀であり、2006年の42例の報告(Catherine A. Loughin)では、 34例(約80%)が両側性脱臼 8例(19%)が片側脱臼 95%が内方脱臼と報告されています。 外傷歴が認められ…
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骨折治療 超小型犬用1.5mm LCP(Locking Compression Plate System)
超小型犬(2kg以下)の橈骨・尺骨骨折の治療のためLCP1.5mm(Locking Compression Plate)(SYNTHES社製)を導入しております。 「4-5ヶ月齢柴犬(ミニ柴)橈骨尺骨骨折の治癒過程(抜プ…
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小型犬の橈骨尺骨骨折
近年の小型犬ブームによりポメラニアン、パピオン、トイプードルなどの小型犬の前肢の骨折が増えています。(橈骨、尺骨骨折) 「症例1」 「イタリアングレーハウンド橈骨・尺骨骨折:術前X線」橈骨遠位端横骨折 「イタリアングレー…
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猫の大腿骨骨折
症例1(日本猫) 本症例は外傷により重度の骨髄炎に罹患していた症例、切開排膿、薬剤感受性試験後に整復手術を実施しました。 「猫の大腿骨骨折術前X線」 「手術後X線」(2.0mm LCPプレート 創外固定にて整復)
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犬の骨折治療
犬種、解剖学的な部位に合わせた器具、機材を使用し、可能な限り正常位置へ整復を行う必要があります
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猫の骨折治療2
脛骨骨折の猫 「猫脛骨骨折の術前X線」 2.0mm LCPプレート 創外固定にて整復 一定の癒合が得られた後、創外固定を抜去します。
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猫の骨折治療
「他院よりご紹介いただいた症例」 (SYNTHES社製LCPプレード2.0mm使用)
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変形性脊椎症
脊椎の疼痛、部位不明の疼痛、「動きが悪い」などの活動性の低下、不全麻痺を呈する場合には変形性脊椎症の他、椎間板ヘルニア、椎間板脊椎炎、腫瘍、脊髄炎、脊髄空洞症、虚血性脊髄障害(脊髄梗塞)、 先天性奇形、亜脱臼、脊椎不安定…
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犬の肘関節形成不全(Elbow Displasia)
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寛骨大腿関節脱臼
寛骨大腿関節の脱臼は、犬および猫で最も多い脱臼であり全脱臼報告の39-90%を占めると報告されています。大多数の症例が外傷により股関節脱臼が生じるとされております。
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犬の免疫介在性関節炎
若齢から中高齢のトイ種などの小型犬に発症し、性差はなく、進行すると手根部や足根部が曲がり、歩行不能になる場合があります。
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上腕骨遠位端骨折
上腕骨遠位端の骨折は早期に治療する事が重要です。 正確に整復することで肘関節の関節炎などの、肘関節の合併症を減らすことができます。
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骨折治療(Fracture treatment)
当院では2014年よりパワーツールSYNTHES社製 ColibriやLCP Plate (Locking Compression Plate System)を用い より高度で正確な固定を実現する事が可能となりました。
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術後管理(Postoperative care)
骨折の手術を行なった場合は、術後必ずX線検査を行いアライメント、整復度、インプラントの設置に関して評価を行ないます。これをシステマチックに評価するため4つの「A」の頭文字を用いて評価していきます。