ふく動物病院

診療科目

骨折治療 超小型犬用1.5mm LCP(Locking Compression Plate System)

超小型犬(2kg以下)の橈骨・尺骨骨折の治療のためLCP1.5mm(Locking Compression Plate)(SYNTHES社製)を導入しております。

若齢犬橈骨尺骨骨折(プレート抜去症例).png
「4-5ヶ月齢柴犬(ミニ柴)橈骨尺骨骨折の治癒過程(抜プレート実施)」
(SYNTHES社製LCPプレート1.5mm)


日本国内で人気犬種であるチワワ、トイプードル、ポメラニアン、ヨークシャテリアなどの小型犬の中には成犬時の体重が2kg以下の「超小型犬」と呼ばれるものも存在します。

その超小型犬の骨折の治療を行う場合には、適切な治療法の選択やインプラントの選択が非常に重要と考えられます。
一般に骨折治療では骨径に対して30%程度のスクリューホール径が望ましいと考えられ、超小型犬の場合では骨径が5-6mmの症例も多く存在し、1.5mmのスクリュー、そのスクリューに適したプレートの選択が必要です。
当院ではSYNTHES社製1.5mm LCP(Locking Compression Plate System)を導入しより安全で正確な骨折治療を実現します。
LCP1.5mm.png
「4ヶ月齢:ポメラニアン 2.0kg 橈骨尺骨骨折」
(SYNTHES社製LCPプレート1.5mm)

スクリーンショット 2015-06-21 19.02.18.png
<10ヶ月齢: Tプードル 体重1.7kg 橈骨尺骨骨折>
(SYNTHES社製LCPコンディラープレート1.5mm)

他院よりご紹介いただいた症例
紹介来院時・手術前X線画像

1.5mm骨折.png

1.5mm骨折オペ後.png
<10歳齢 :Tプードル 体重1.6kg 橈骨尺骨骨折>
(SYNTHES社製LCPストレートプレート1.5mm)
超小型犬の骨折.png
<超小型犬(Tプードル5歳)の橈骨尺骨骨折>
1.5mm LCP.png
<SYNTHES社製LCPコンディラープレード1.5mm >

2020/10/01