神経科
-
ヴォブラー症候群(Wobbler syndrome)
ヴォブラー症候群(Wobbler syndrome)とは、ドーベルマンやグレート・デンなどの大型犬/超大型犬に好発する脊椎の形成異常に起因した脊髄損傷性疾患の総称です。 最も一般的な初期症状は、歩行障害です。 数か月から…
-
中枢性前庭障害
前庭器官の機能低下により生じる平衡感覚障害を“前庭障害”といいます。前庭障害の原因によって中枢性と末梢性に大別されます。中枢性前庭障害は、頭蓋内(脳内)の異常に伴って生じる疾患です。平衡感覚の異常により、動物は転倒やパニ…
-
変性性脊髄症 Degenerative Myelopathy(DM)
変性性脊髄症(Degenerative Myelopathy:DM)は、痛みを伴わず、ゆっくりと進行する脊髄の病気です。欧米ではジャーマン・シェパードなどの大型犬に多い病気として認知されていますが、大型犬の飼育頭数が少な…
-
てんかんとは?
近年、てんかんは神経病の中で最も身近な病気のひとつになってきました。 日本国内でも飼育頭数の多い、トイプードルやチワワ、ダックスフンドは“てんかん”が多い犬種として知られています。 “てんかん=痙攣”と認識されていること…
-
犬の認知症について
近年、動物医療の高度医療化に伴って「犬の認知機能障害(認知症)」が増えています。 加齢に伴って脳の機能は衰えますが、認知症の場合は正常な加齢の範囲を超えて認知機能が低下します。 犬では認知機能不全の危険因子がいくつか報告…