ふく動物病院

診療科目

③てんかん 治療開始基準

てんかんによって痙攣発作が出る犬猫には、抗てんかん薬の投与が推奨されています。
脳は常に学習する組織であり、体にとって良いことも悪いことも習慣化してしまいます。
以下の「抗てんかん薬維持療法開始ガイドライン」を基に、てんかん治療を開始します。

引用:ACVIM 2015 consensus proposal, IVETF 2015 consensus proposal

抗てんかん薬は投与を開始したら一生涯服用する場合が多いです。
薬剤の合う合わないは個体差が大きいので、薬剤の選択や投与量の調整は慎重に進めていかなくてはいけません。発作の重症度によって、薬剤の投与量や種類を調整していきます。
3カ月に1回以上の頻度でてんかん発作が出ている場合には、薬剤の調整が必要です。

現在では、サプリメントや食餌療法も推奨されています。動物とご家族にとって、良い治療を選択できるようお手伝い致します。