内科
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猫の腎不全治療について
皮下点滴に関しては猫の腎不全では体重減少が顕著な症例が多い為、週1〜週2、3回(通院可能の範囲で)を目安に皮下点滴を推奨しております。 猫と人の慢性腎不全では、臨床症状や病理学的所見が大きく異なると言われており、猫の慢性…
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猫の腎不全(IRIS分類について)
猫の腎不全と診断された症例に対する治療ガイドライン、IRIS分類をご紹介します。
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犬や猫の輸血に関して
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猫の甲状腺機能亢進症
猫の甲状腺疾患は、猫で最も一般的な内分泌障害です。 犬の甲状腺機能障害とは異なり、猫では甲状腺機能亢進症として現れます。これは通常、良性の甲状腺組織の増殖の結果です。 高齢の猫はリスクが高くなり、 甲状腺ホルモンの増加は…
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犬の甲状腺機能低下症
高齢犬に多い「甲状腺機能低下症」の迅速診断が院内検査で可能となりました。
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免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
免疫介在性溶血性貧血は命に関わることも多い血液疾患です。人医療ではAIHAと呼ばれております。 赤血球を自己ではない「異物」として認識してしまうことによって、免疫暴走によりそれを破壊し(昨今の新型コロナウイルスのように)…
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消化器疾患
下痢や軟便は当院に来院される患者さんの中でも、年間を通じて大変多い主訴の1つです。 消化管内寄生虫や細菌・ウイルスによる胃腸炎以外に、他の内臓疾患やホルモン疾患の影響による症状の可能性もあり、原因は多岐にわたります。 お…
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犬の慢性腎不全の治療(ARB製剤)
人医療領域では 高血圧は慢性腎不全の悪化原因となり、既存の慢性腎不全を悪化させる また、慢性腎不全は高血圧の原因となり、既存の高血圧を悪化させる。 と考えられております。
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犬の膵炎
「犬の膵炎の診断方法 」 膵炎は犬によくみられる疾患ですが、非特異的な臨床徴候を示すことが多く、現在行われている検査法にも能力上の限界があることから、しばしば診断が困難とされています。 「膵炎の定義」 膵炎は膵臓の炎症性…
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健康診断でALP上昇が指摘された犬の飼い主様へ
健康診断の血液検査にて偶発的にALPの上昇を認める症例は多く存在します。 中高齢の犬でALPの上昇が認められる場合には、原因の追究と治療、生活習慣の改善や食事療法も必要と考えられます。
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免疫介在性血小板減少症 IMTP(Immune-mediated thrombocytopenia )
獣医領域においては、犬の IMTP はしばしば遭遇する疾患です。 (人医領域ではITPと称されることが多いようです。) 治療に関してはグルココルチコイド(ステロイド療法)及び免疫抑制剤による内科的療法や脾臓摘出による治療…
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炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)
胃や腸の粘膜において原因不明の慢性炎症を起こし、慢性の消化器症状を呈する症候群です。長引く下痢の原因の1つと考えられる疾患です。
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蛋白漏出性腸症
その名の通りに体内のタンパク質が腸管から失われてしまう病気の総称です。 通常下痢や軟便などの臨床症状を示しますが、良便の場合にも腹部の膨満を主訴に来院して診断される症例もあります。
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低アルブミン血症
低アルブミン血症は血液の中に含まれる蛋白成分のうちアルブミンが低値を示す病態です。低アルブミン血症になると様々な臨床症状が出てきます。
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内科
ふく動物病院では副院長の清田を中心として内科診療を行っております。 副院長 清田大介 麻布大学付属動物病院 内科研修医 日本獣医がん学会所属 2013年4月より麻布大学付属動物病院 内科にて研修を行っています。 現在では…
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DIC:播種性血管内凝固
DIC (Disseminated Intravascular Coagulation):播種性血管内凝固 ●どんな状態? 腫瘍や炎症などの病気によって血液凝固反応に異常が起こり、細い血管の中にミクロの血栓(血液の固まっ…