健康診断でALP上昇が指摘された犬の飼い主様へ
健康診断の血液検査にて偶発的にALPの上昇を認める症例は多く存在します。
中高齢の犬でALPの上昇が認められる場合には、原因の追究と治療、生活習慣の改善や食事療法も必要と考えられます。
ALPの上昇が認められる場合には、肝臓、胆道系の評価が必要となります。
腹部の超音波検査で胆嚢の評価が必要となります。
「胆嚢内に認められる胆泥貯留」
胆嚢内に胆泥が認められる症例には利胆剤を服用します。
利単剤は通常ほとんど副作用は認められませんので安心して服用できます。
各種検査にて明らかな異常が認められない症例に関しては
食餌療法が有効と考えられます。
ヒルズさんから発売されている療法食「メタボリックス」は効能として太りすぎによるALPの上昇を下げる効果が認められているそうです。
「12歳のチワワ ALP・コレステロール上昇の症例」
メタボリックスによる食餌療法を開始しました。
食餌療法2ヶ月後のALPの推移
食餌療法2ヶ月後のTCHOの推移
減量成功!
医食同源は人も動物も同じです、獣医師から指摘がありましたら、食餌療法を開始しましょう。
2018/07/26