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軟部外科
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腹膜心膜横隔膜ヘルニア
腹膜心膜横隔膜ヘルニアはは横中隔の未発達を原因とし、横隔膜腹側にて腹腔と心膜腔が連絡することにより、腹腔内臓器の一部が心膜嚢内に逸脱する先天性疾患と報告されています。犬よりも猫で多く認められ、 多くは無症状です、ヘルニア孔の大きい症例では呼吸器症状や消化器症状などの臨床症状が認められる場合があります。外科的整復後の予後は良好とされておりますが、猫における手術後の死亡率は、3.2~14%と報告されております。
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会陰尿道路術(猫:筒状尿道包皮粘膜縫合法)
雄猫の泌尿器症候群(FLUTD)から尿道閉塞に罹患してしまった場合に、会陰尿道路術が必要となる場合があります。しかし、従来のWilson & Harrison法(尿道粘膜ー皮膚縫合)による術式では術後の合併症として切開部位の瘢痕収縮や尿道炎が認められ、再手術が必要となる症例が一定数認められ、獣医医療として課題がありました。