ふく動物病院

診療科目

肛門嚢切除術

肛門嚢炎は慢性化すると、内科治療の反応は悪く、外科切除が推奨される場合があります。
しかし、意外と一次診療施設では肛門嚢切除は行われていないかもしれません。


症例1:繰り返される肛門嚢炎、他施設で処方の抗生剤の長期服用中の症例。当院で外科切除を行いました。

肛門嚢炎.png
「右肛門嚢炎:繰り返される肛門嚢の炎症」

犬の右肛門嚢.png
「病理組織検査では腫瘍性病変は認められませんでした」

本症例は肛門嚢炎を強く疑っておりましたが、肛門腺が排出されないケースでは「肛門嚢アポクリン腺癌」も鑑別が必要かと思います。

2022/06/01