膿皮症
膿皮症とは細菌感染により皮膚が化膿する疾患の総称であり、暖かくムシムシした時期に好発します。
ブドウ球菌が主な原因菌とされており、症状としては皮膚の痒み、赤み、カサブタなどが認められることが多いです。
また、典型的な皮疹として表皮小環が認められることもあります。
皮膚検査を実施し、細菌を貪食している好中球を確認することで診断します。
治療法は大きく分けて①消毒やシャンプーなどの外用療法②抗生剤の内服に分けられます。
症状の分布や重症度にもよりますが外用療法から開始することが多く、治療反応が悪い場合は抗菌薬の内服や薬剤感受性試験を検討する場合もあります。
2024年7月5日