犬の避妊手術(子宮卵巣摘出術)
犬の避妊手術は生後6ヶ月過ぎから安全に行うことができます。
生後1年以内の避妊手術のメリットは多く
1、乳癌の予防効果がほぼ100%
2、中高齢の手術よりも出血が少ない(術創が小さい)
3、手術時間の短縮が望める
4、麻酔リスクが低い
5、中高齢期の子宮、卵巣疾患の予防が可能
6、手術費用が安価である
中高齢期の雌犬は人間の女性よりも子宮蓄膿症になる割合が高い為、子宮蓄膿症は避妊手術を実施していない中高齢期の雌犬の代表的な病気と考えられます。
子宮蓄膿症は診断が遅れると、重篤化し、生死に関わる病態になる場合や、手術後の腎不全などの合併症のリスクが高いと報告されています。
一般に若齢犬の麻酔のリスクは非常に低いと報告されておりますが、複数の獣医師、動物看護士によるチーム医療で安全に術前検査や麻酔を行う必要があります。
2018/08/17