犬・猫の血圧について
高血圧とは、血圧が一定の基準を超えて高い状態、すなわち血圧の亢進状態を指します。
犬猫の正常血圧に関しては多くの報告があります。
Text of Veterinary Internal Medicineでは
犬のSBP(収縮期):150mmHg以上
猫のSBP:160mmHg以上
を治療が必要な高血圧としております。
高血圧160 以上治療が強く推奨される基準値
重度の高血圧 180 以上脳卒中や網膜剥離による失明など、緊急の臓器障害リスクが非常に高い
猫の高血圧の多くは甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患を併発している場合も多いため、高血圧の診断と同時に甲状腺ホルモンの測定も必要となります
猫の代表的な治療薬としてはアムロジピンが適用になります。
犬の高血圧についてはARB製剤やACE阻害薬が標準的な治療薬と考えられます。

「当院では血圧についても電子カルテ上で管理を行なっており、再現性の高い検査の評価を行なっております」
この点は動物が動物病院でストレスを感じ「白衣性高血圧」と評価されることを考慮した対策です。
複数回の測定で信頼性が上がり、経過を評価することで有益な治療対象、治療目標となります。
動物における血圧測定の精度を上げるために、このたび獣医医療において最上位血圧測定器Alivioを導入いたしました。
継続治療中でご来院の動物達に、定期的に血圧測定を推奨しております。
従来までの動物血圧測定の課題として、動物が動いたりカフ(帯)がズレたりしてもエラーが出にくく、数値が正しいのか判断が難しいケースがありました。
Alivioの強みとして、測定時の脈波(波形)が液晶画面に表示されます。きれいな山型の波形であれば「信頼性が高い」と一目でわかります。
波形が乱れていれば「信頼性が低い(再測定が必要)」とすぐに判断できるため、見せかけの数値に騙されません。
昨今、血圧測定の需要性がより、獣医医療でも再認識され、エビデンスも増えてきましたので、飼い主さん、動物達のメリットにつながると検査と広く認識されております。
2026年7月1日