不整咬合
ウサギは臼歯および切歯がともに常生歯(伸び続ける)であり、歯根の障害が無い限り一生伸び続けるという特殊な性質を持っています。
不正咬合(かみ合わせが悪くなる)により歯は伸び続け、食欲の低下などの様々な症状につながります。主な原因として偏った食生活が挙げられます。ペレットや野菜を中心とした食事では牧草に比べ柔らかく歯を擦切るのに不十分と考えられております。
正常の門歯の歯列
門歯不整咬合
臼歯の不整咬合が疑われる症例では
① 無麻酔下での口腔内精査を行い、原因の除去を行う
② ①の検査処置で診断・治療が困難な場合は鎮静下での口腔内処置を行う
臼歯の不整咬合による舌潰瘍
臼歯の内側不整過長
治療を終えた症例は1〜2ヶ月の定期的な診察を行い管理していきます。