ふく動物病院

診療科目

リンパ腫の抗癌剤プロトコールについて

●ハイグレードリンパ腫に対する治療(CHOP療法)犬・猫

リンパ腫の中で比較的多い多中心型リンパ腫では一般的に通称UW25という抗がん剤によるプロトコール(治療計画)により治療を行います。
UW25.png

リンパ腫の治療では抗がん剤の単剤使用よりも多剤併用で薬剤強度を強くした方が生存期間が長くなる傾向があります。
また抗がん剤開始後、4週目のドキソルビシンの投与が終わると次回の来院が2週間後になることから、寛解した状態で4週目を迎えることができれば飼い主様の通院負担や経済的負担が少し楽になると考えられ、初期導入の4週間の治療経過を良好に安定させることが長期生存を得られる鍵と考えれられます。

2021/01/01