診療科目

犬・猫

  • 歯科:麻酔について

    当院ではここ数年、いわゆる高齢に相当する10歳以上症例の麻酔下歯科処置件数が顕著に増加しています。
    その要因のひとつとして、麻酔技術知識の向上により以前は年齢を理由に諦めていた処置が安全に執り行える様になったことが考えられます。

    歯周病による強い痛み、腫れ、口臭は本人及び家族にとって大きな問題となることが多く、しかしながら以前はそれに対して根本療法には至らない対症療法に終始せざるを得ない面も多かったのですが、近年麻酔下歯科処置により、根本療法により問題解決に至る事例が増えたのは嬉しい限りです。
    一昔前は10歳を超えたら麻酔は無理といった一般論がありましたが、現在はしかるべき術前検査やきちんとした手術計画により、年齢制限はこの限りではなくなり15歳を超える症例の手術も増えています。


    「Factors associated with anesthetic-related death in dogs and cats in primary care veterinary hospitals」
    2017年のJAVMAの報告です


    犬の麻酔リスクは0.05%
    猫の麻酔リスクは0.11%
    と報告されております。
    本報告の注目すべき点は


    犬237例、猫181例の報告であり、獣医領域ではいわゆる「Big study」(統計上母数が多い報告)であり、
    2017年の報告で比較的新しい報告ですから、近代の獣医療のリスクを反映している報告と考えられます。


    歯科に限らず年齢を理由に諦めている症状や病気があるならば、まずは当院の診察時にご相談ください。


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    「世界小動物獣医師会(WSAVA)におけるGlobal Dental Guidlines」
    歯科治療の麻酔は口腔および顎顔面の障害の適切な医療、X線検査などの治療のために全身麻酔が必要と報告されております。歯科治療は一般的に軽度の痛みを伴い、抜歯などに伴って行われる口唇フラップでは中等度から重度の痛みを伴うため、適切な麻酔と鎮痛が必要と報告されております。


    副院長 歯科担当 清田大介
    2022/01/01

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