診療科目

犬・猫

  • 猫の甲状腺機能亢進症

    猫の甲状腺疾患は、猫で最も一般的な内分泌障害です。 犬の甲状腺機能障害とは異なり、猫では甲状腺機能亢進症として現れます。これは通常、良性の甲状腺組織の増殖の結果です。 高齢の猫はリスクが高くなり、 甲状腺ホルモンの増加は多くの猫に様々な影響を与える可能性があるため、早期に疾患を特定することが重要です。 適切に管理すれば、猫は生活の質と通常の寿命を得ることできると言われております。



    「代表的な臨床症状」
    1.体重減少
    2.多食傾向
    3.高血圧
    4.心拡大(心筋症との鑑別が必須)

    などが挙げられます。


    「検査:T4が高値を示す割合」
    7歳以上の猫において8頭に1頭(13%)の割合でT4が高値を示すとも報告されております。


    「継続検査の場合の採血時間・検査間隔」
    継続治療ですので、同様の採血条件が望ましいと考えられますが、任意の時間で問題ないと報告されております。
    投薬開始後は2-4週でモニタリング、その後は2-3ヶ月毎にモニタリングが必要です。


    猫甲状腺機能亢進症 内服.JPG
    「猫の甲状腺治療薬」


    以前は人薬を猫に処方しておりましたが、動物薬(猫)が発売されたことにより、投薬に対するコンプライアンスが上昇しました。


    元気の源(みなもと)の様なホルモンですから、しっかり腎数値、甲状腺ホルモンをモニターすることで多食を利用して逆に長生きする症例も経験します。



    De Wet CS, Mooney CT, Thompson PN, Schoeman JP. Prevalence of and risk factors for feline hyperthyroidism in Hong Kong. J Feline Med Surg. 2009;11(4):315-321.

    2021/01/15

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