診療科目

腫瘍科

  • 猫の腸腺癌

    2011年にGreenらの報告では猫の小腸腺癌において、腫瘍に対して5cmのマージンを確保すれば仮に診断時に転移が認められていてもMST(生存期間中央値)は365日と報告しています。
    報告Green.png

    診断は超音波検査が非常に有効です
    腸腺癌 エコー.png


    診断時に既に腹膜炎症状を呈している場合や、血液化学検査で低アルブミンや貧血が認められている場合には輸血や低圧持続ドレーンなどを用いて術後管理を実施しております。低圧持続ドレーン特徴として、通常のドレーンと異なり、急激に陰圧にすることがありませんので、ドレーンが物理的に閉塞することを極力防いでいます。また、リザーバー内の内容物を取り出すことができますので、腹腔内洗浄を行うことも可能です。
    Jバックドレーン.png
    本症例では小腸腺癌摘出後に病理組織診断にて「癌性腹膜炎を伴う小腸腺癌」と診断されましたが、全身状態も良好で体重の増加(2.1kg→4.5kg)も認められています。
    術後の猫.png

    <References>
    Surgical versus non-surgical treatment of feline small intestinal adenocarcinoma and the influence of metastasis on long-term survival in 18 cats (2000-2007)Michael L. Green, Can Vet J 2011;52:1101-1105

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