診療科目

犬・猫

  • 炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)

    胃や腸の粘膜において原因不明の慢性炎症を起こし、慢性の消化器症状を呈する症候群です。長引く下痢の原因の1つと考えられる疾患です。

    好発種;ジャーマンシェパード、柴犬、犬猫ともにすべての品種で発生


    <診断>
    ①3週間におよぶ消化器症状(下痢、嘔吐、食欲不振、体重減少、血便、粘液便)
    ②対症療法・食事療法・抗菌薬などに完全には反応しないこと
    ③消化器に炎症を引き起こす原因、他の疾患が認められないこと
    ④病理組織学的検査により消化管粘膜の炎症性変化が明らかであること
    ⑤一般に免疫抑制療法に反応すること、臨床症状、除外診断、病理検査、治療の反応を総合して診断をする病気といえます。

    <治療>
    ①食事療法(低アレルギー食で症状の軽減がみとめられることも報告されているが、これのみで寛解するわけではありません。)
    ②抗菌薬の使用
    ③副腎皮質ステロイド剤の使用
    ④免疫抑制剤の使用
    ⑤ビタミンB12の非経口的補給
    ⑥プロバイオティクス/プレバイオティクス

    <予後>
    多くのの症例は長期的あるいは一生涯、何らかの形で治療を継続することで症状をコントロールしていく必要があります。治療の反応は臨床症状、体重の変化、血漿アルブミン値などで評価していきます。

    2017/12/26
          

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