ペットドック

ずばりそれは慢性疾患（生活習慣病など）への早期のアプローチです。

家庭犬の平均寿命は14-15歳程と言われており、猫は上手に飼育すると20歳近くまで寿命があると考えます。体の異常を早期に発見するためには人間では人間ドック、動物ではペットドック（ドッグドック・キャットドック）が非常に有効と当院では考えます。一度、ペットドックを受けてみてはいかがでしょうか？

犬は７歳を超えると生物学的にはシニアに分類されるそうです。すると寿命（約14年）の半分をシニアとして生活する動物と考えます。

猫は犬と比べて、10歳位まではワクチン接種以外での動物病院への来院が少ない動物と考えられております。しかし昨今は尿管結石などの泌尿疾患が増えております。比較的若く、臨床症状が無くても、泌尿器疾患の潜在的なリスクを有している症例が検診で認められます。また10歳を超えてきますと慢性腎不全の症例が認められ、早期の腎臓ケアが必要となる症例も認められます。

ペットドックを行う事で、加齢による慢性疾患や内臓器官の消耗を早期に発見する事ができます。現在治療中（投薬中）の方も検査可能です。現在の状況を再度把握する事ができます。7、８才位を過ぎた犬、猫は１年に１回の間隔のペットドックをお勧めしております。